当院がなぜ〝バキボキ〟骨を鳴らす整体を行わないか、理由を少しお伝えしようと思います。
イメージしやすいように、今回は肘の動きを例にお伝えします。
下の画像を見てください。

上腕二頭筋という、力こぶができる筋肉が矢印方向に収縮することで、
前腕といわれる肘から先の部分の腕が持ち上がります。

そうすることで、上記画像のように肘を曲げるという行為が行われます。
ごらんの通り、骨は筋肉の収縮運動によって動かされます。

姿勢の歪みは骨格の歪みであって、骨そのものが歪んでるわけではありません。

骨に繋がる筋肉の収縮バランスが乱れることで、本来の正しい骨の配列が崩れてしまいます。
筋肉は疲労の蓄積等によって過度な緊張状態になるのですが、
そのことで筋肉は緩む事が出来ずに収縮状態になり、骨を引っ張り続けてしまいます。
ゆえに、骨格・姿勢が歪んでしまうのです。
一時的に骨を正しい位置に戻しても、筋肉が引っ張り続ける限りまた歪んでしまいます。

当院では、これらのことから〝緊張した筋肉を緩めない限り歪みは直らない〟と考え、
バキボキと骨に直接アプローチをする整体は行いません。
数多ある筋肉の緊張バランスを正して、身体の歪みを整えましょう。
姿勢に直結する背骨や骨盤に関しては、また別な機会に話そうと思います。

白亜整体療術院院長　山田泰裕．